browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

ここ最近思うこと

Posted by on 2011年3月19日
このエントリーを Google ブックマーク に追加
[`buzzurl` not found]
[`yahoo` not found]
LinkedIn にシェア
GREE にシェア
LINEで送る

サーチエンジンの汚染にならないように、そのものズバリのキーワードは伏せて書きます。

3月11日(金)に発生した地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

さて、地震の翌日からというもの、関西のほうではチェーンメールが流布しています。
かいつまんで書くと、『関電の友人が節電を呼びかけてるから転送して広めて』とか、『関電が送電を始めたから節電に協力して』といったところ。
まぁ、節電するというのは悪いことではないけど、だからといって、関西全域に節電を強要されるほどのことではない。
関電には余力があるとのこと。
『悪いことではない』を理由にチェーンメールを流すのは不適切。
ほんとうに関電が切羽詰まれば、テレビ・ラジオ・ニュース・携帯電話会社の一斉メール(エリアメールなど)機能など通して、公式に依頼してくるはずです。
普段通りの、省エネ・節電行動していればいいのです。今以上を無理にしなくていいのです。

関東と関西では電源周波数が異なり、東は50Hz西は60Hzで、そのまま送電することはできません。
関西から関東に引越ししたら、電子レンジや洗濯機などはヘルツ交換という修理が必要になるのはご存知ですか?
電源周波数が違うと、周波数に依存する部品によって、規定以上の動作を行うとか、その逆があります。正しく動作させるには、ヘルツ交換が必要です。最近は交換しなくていいものもあるようですが。

テレビやビデオなど、交換の必要のないものというのは、交流電源を直流に変換して利用するので、交流の周波数は関係ないのです。
電気製品のカタログや取扱説明書を良く見れば、どの周波数に対応しているのか書いてあると思います。

話は戻りまして、関西60Hzから関東50Hzへ融通するためには、途中で周波数変換する必要があります。それも現状では100万kwが限界といいます。その100万kwは原発1基分相当です。(ほんとうに原発1基分に相当できるのか?という話はさておき。)
結局のところ、東西双方の電力需要ピークに対応するために、それぞれ原発1基準備するより、周波数変換して融通するほうがリスクが少ない、ということに周波数変換所の意義があるのではないかと推測しています。

マスゴミの放送のなかには、いかにも自由に電力が融通できるかのような無茶苦茶な発言をする年寄りコメンテーターがいたりします。ええ加減にして欲しいですね。
同一周波数圏内でも、電力会社が違えば周波数を同期させるための設備も必要になってくるでしょう。
電圧が減衰する直流なら同期を考えなくて済むでしょうが、減衰の少ない交流電源ではそうはいきません。何も考えずに自由に電力が融通できるわけがないですよね。電力会社が違えば限界があるはずです。
自社内の複数の発電機の同期を取るだけでも大変だと思うし、不安定な自然エネルギー由来の発電の普及による需要電力量の大きな変動にあわせて、発電量のコントロールするのは大変だと思います。
すぐに変動調整できるのが火力発電。
ベースを原子力で、ピークに応援欲しいのが水力。

被災地のほうでは、原発10基分相当の不足に対して、関西から送電できるのは原発1基分の電力ですから焼け石に水。50Hz圏が節電するほうが効率的です。また、その100万kwも関西が一層の節電を要求されるほどのことではないそうです。50Hz圏内の方には申し訳ないが、60Hz圏内には影響のない話です。これが逆の立場になっても同じで、60Hz圏内が重症になっても、50Hz圏内には関係のない話になる。
これが、周波数統一されていると、『俺が俺が!!』という人のために、全国が停電する事態になったかもしれないと思うとゾッとします。
複数系統があるというのは、全滅を避けるためのリスク管理になるということでしょう。
# 第二の首都大阪構想もそういうことか。

ガスでも都市ガスとLPガスがあるように、複数の選択肢があるのがリスク管理のひとつかも。
そうそう、電気にはヘルツ交換がありますが、ガスにはカロリー交換があります。
1つしか選べないのは異常なことですね。

今朝のニュースで関西電力が取材を受けていましたが、途中から見たのでなんのことか判らなかったのですが、どうも計画停電のチェーンメールまでもが流れているようです。
もはやここまでくると、電気が売れないことで喜ぶ業界や、チェーンメールが流れることで喜ぶ業界の、善意に見せかけた悪意としか思えないです。

ガソリンの不足が叫ばれていますが、エコを謳って走行距離100km程度しか走れない電気自動車を普及させたことが、ガソリンスタンドの減少に拍車をかけた国に、今回の不足騒動の責任があるでしょう。
都心部でもかなり廃業に追い込まれていますが、農村部ともなると1時間かけて遠いスタンドまで出かけないと給油ができない状態にまでなっているそうです。
おそらく被災地でもそのようなところは多いでしょう。日常でガソリン難民なのに、被災してしまえば目もあてられませんわな。
10年前の数があれば、まだ市中にはガソリンがあったのではないかと思います。この事態になって支援に走れるクルマは電気自動車ではないんですよね。ガソリン・軽油車両なんですよ。
クルマによっては800km走れるものもあるの(トラックならもっと)ですから、被災地で給油することなく支援物資を運搬できるのは化石燃料のクルマなんですよね。電気自動車なんかちょっとした買い物以外に役にたたん。というか、現在の電気自動車って大きい荷物も運べん。軽のバンやトラックにも劣る。
ガソリンスタンド潰しておきながら、ガソリンが足りないってどうよ?
まぁ、その筋の業界から金もろとる政治家や官僚がいるのでしょう。

そもそもエコって何さ?ISOなんちゃらゆうお墨付きをもらう意味って何やねん?その交付団体は何様のつもり?結局は目に見えないCO2を利用して、株のようにトレードして金儲けするための道具にしているだけにしか過ぎないではないか。ホンマに地球のため思うなら金儲け抜きで実践しろよ。偽善者にしか見えないね、最初に始めた人。

ネット上でも、募金活動が始まったようです。
中には、募金サイトへの誘導リンクを張ることで、募金成立すれば成功報酬として5%支払われる、というのがありました。
それって募金の意味がないじゃないか!
募金で金儲けとは、偽善にも程がありますね。

それにしても、ある意味被災したのは、ツイッターかもしれない。
誰かがつぶやいたツイートを、『フォロワー少ないから誰か広めて』とか『拡散希望』とかでリツイートする、というのが恐ろしいほどあった。
私も滅多にツイッターに書くことはないし、初心者と同じ域ですが、情報を求める人はハッシュタグを使います。ハッシュタグで検索しておけば、関連ツイートがひっかかります。
それが、数分よそ見しているだけで、1000件単位で新しいツイートがあるということで、見てみるとほとんどがリツイート。
1つのツイートが数十倍にも膨れ上がったりするから、重要なタイムラインが見えてこないし、ほんとうに情報を求める人には使い物にならないです。
もはや、善意を騙った悪意です。
後で、公式リツイートというのが出来たらしいですが、タグで検索かけている分にはあまり意味のないことです。
数千件見るはめになって、私に有意なツイートは1件だけでした。
自分へのリプライではなく、しかし自分の求める情報であったので、自分が発した2件のつぶやきは削除しました。
こんなゴミ情報だらけから宝を探すのは大変です。
ゴミメールとゴミリツイートはネットの資源を無駄に使うだけです。
自ら発した情報ではない転送は、差し控えて欲しいものです。

それにしても、原発は心配ですね。
チェルノブイリの時は北半球の拡散を心配しましたが、そこまで至らないのではないかとは思っていますし、願っていますし、期待しています。
現場で頑張っている方たちに厚く敬意を表します。
誰よりもそのシステムを理解しているはずですから、逃げたいでしょうが対処してもらうほかないです。
今まで便利な生活をしておいて、やぱり原発は恐い的発言は私はしません。
これは現代社会のやたらと便利さを求めてきたトレードオフだと思います。電力のいらない時代に戻れって言われても今更無理でしょう?
全家庭・全企業にソーラーパネルでもついていれば恐いという原発を減らすことは出来たでしょう。我が家は3kw程度と微々たるものですが設置しています。

昨日、某機器の発注をWeb注文してと頼まれたので代理オーダーしたのですが、先方から返事がないって言われたので、住所を調べてみると津波で流された町!人は消えてシステムだけが残った…という状態。
耐震性の高いデータセンターがどうとか、クラウドがどうとか言いますが、『人は消えてシステムだけが残った…』ってことになったら笑えねぇよなぁって言ってたのが現実になったようです。
そこまでして守るほどのシステムかと思いました。
まぁ、システム管理は地味で面倒くさいので、外部に丸投げというのもアリかもしれませんが、自分のシステムは手元に置いて、自分で管理するというのが一番いいように思います。
『人が消えたらシステムも消える。』
人は残ってシステムだけが消えても、復旧できる術だけの備えがあればそれでいいと。

地震大国・火山大国でもあるのに、所詮は人間がすることですから『絶対』というものは無く、自然には敵いません。

どうせ自然には敵いませんので、雑草に目くじらをたてることもせず、野菜を大事に育てて今日も自然の恵みを戴きます。
野菜といえば、新燃岳の噴火で火山灰をかぶっての風評被害で野菜が売れていないということを今日初めて知りました。
灰をかぶったぐらいで…それが原因で野菜が病気になったなら商品として売れないかもしれないけど、そういうことではないようだし。

火山灰は強い酸性を持つそうなので、石灰をうっかり入れ過ぎた畑の土壌改良にもよさそう。そういう畑も意外にありそうだし。ミネラルも多そうですから、石灰で中和して投入も可能ですね。
畑の土壌改良資材にうってつけのような気がします。
ブルーベリーの酸度調整にも使えそう。

1俵ほど試しに欲しいなぁ。

このエントリーを Google ブックマーク に追加
[`buzzurl` not found]
[`yahoo` not found]
LinkedIn にシェア
GREE にシェア
LINEで送る

Comments are closed.