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普通救命講習

Posted by on 2011年9月24日
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必要に迫られて、普通救命講習に行ってきました。

AEDの使い方は練習しなくともAED機器そのものが説明してくれるし、
心臓マッサージの方法なんて見よう見真似で出来るんじゃない?
って思いますが、講習受けなきゃダメとの事なので、せっかく受けるなら証明書もらわなきゃ!
と、消防署が開催する普通救命講習会に行ってきました。

kyuukyuu_02        kyuukyuu_03

これが修了証。(画像は姫路市のホームページより。左がオモテ、右がウラ。)

http://www.city.himeji.lg.jp/syoubou/siken/kyuukyuu.html

申し込み方法のところに、『毎月応募が多数ありますので、お早めにお申込下さい。』
と書いてありましたので、9月2日の台風で警報が出て避難勧告がなされている中、
申し込みの電話するのも迷惑だよなぁと思い、当該ページの最下部にある
『メールによるお問い合わせ』から申し込みました。
控えのメールがこないので不安になります。
後日確認を取ってみたら、ちゃんと受理されているとのことで安心しましたが、
フォームメールCGIの書き換えも、ちょっとのことでしょうから改善してほしいですね。

さて9月24日当日行ってみますと、ちゃんとカウントはしていませんでしたが、
確実に参加者は20人を少しオーバーしていました。
確かに多数応募されているんですね。納得しました。

普通救命講習の開催背景

  • 消防署の活動
  • 救急車の到着に要する時間
  • 救急車の適正利用
  • 救命活動の開始時間による救命率

の解説に続いて、市民による救命活動の重要性についてのビデオを視聴。

休憩をはさみ、いよいよ実技です。

  • 実践的なシチュエーションを想定した心臓マッサージの実演解説
  • 実践的なシチュエーションを想定した心臓マッサージの練習
  • AEDの使い方の解説
  • 実践的なシチュエーションを想定した心臓マッサージ&AED(訓練用)実施の練習

このように、実技演習が行われます。

実践的というのは、単に心臓マッサージをするだけではなく、
倒れている人に対し、

  • 声かけや肩を叩いての意識の確認
  • 反応がなければ大きな声で周囲に『この方、反応がありません!』と知らせる
  • 『誰か助けて!』では『誰かがやるだろう』と思われてしまうので、指差しで指名する
  • 『あなた、AEDを持ってきてください!なくても戻ってきてください!』 (AEDの有無確認のため)
  • 『あなた、119番通報してください!通報したら戻ってきてください!』 (119通報確認のため)
  • 呼吸確認。呼吸していない場合、心臓マッサージと人工呼吸を行う。
  • AEDが届いたら、持ってきた人が操作できるか確認する。出来ない場合は説明する。
  • たとえ説明中であれ、心臓マッサージは決して止めてはならない!
  • 救急隊に引き継ぐまで、心臓マッサージは決して止めてはならない!

というのがポイントになります。

人形相手に心臓マッサージするのですが、結構力のいる作業です。
実際に救急隊が到着するには地域によっては、数分から十数分かかったりします。
そのため、極力体力を使わなくていいように、体勢にポイントがありました。

  • 力が分散しないように、手は重ね(片方が片方の手の甲から掴む)腕は棒のようにまっすぐ伸ばす。
  • 救命する相手に体全体を近づけ、足は肩幅ぐらいは広げて自身の体勢の安定をはかる。
  • 相手の乳頭と乳頭の間に手の付け根を載せ、力ではなく体重で押すために、真上に肩がくるようにする
  • 押さえる深さは5cmが目安。(大人の場合)
  • しっかりと血液を流すため、テンポ100ぐらいで押す。速いと充分な血流が得られず、遅いと血圧が上がらないので脳に流れない。

その場面になると慌ててしまうと思いますが、落ち着いて出来るようにしないといけないですね。

ところで、心臓マッサージをすると、胸骨が折れることがあるそうです。
特に救命相手が骨粗しょう症ですと、ポキポキっとつぎつぎ折れていく感触がわかるそうです。
小市民的には、その事で訴えられたりしないかと身構えてしまいますが、

『救命活動におけることであり悪意ではありませんので、心配なさらないで下さい』

とのことでした。よかったよかった。
骨は治っても、脳がダメージ受けたら死ぬか障害が残るか、ですもんね。
そこいらへんは価値観の問題もあるかもしれませんが、善意の他人を責めないでネ。

さて、AEDのポイントですが、

  • パッドはしっかりと貼り付ける。
  • 心臓を挟むように、肩の上のほうと対抗する脇腹に貼る。
  • 子どもの場合は、心臓を挟むように胸と背中に貼る。子供用パッドがなければ大人用パッドを使う。(子供用は掛ける電圧が違うらしい)
  • 男性は胸毛があると電流が正しく流れずに、体表を伝わってしまう場合がある。
    なのでカミソリが封入されていれば剃る。なければ予備のパッドがあるなら、パッドを一度貼り付けて剥がすと脱毛できる。
  • 金具類はパッドから離す

というところです。

パッドの粘着力は脱毛テープ並、もしくはそれ以上なのでしょう。
痛そうですが、本人に意識はないので痛くないとのことですが、見るほうは見るだけで痛いですよねぇ。
万が一のためにも、胸毛は常時処理したほうがいいのでは?→男性諸氏。

練習人形が男性上半身ヌードであるためか、『女性の場合はどうすれば…』と男性からの質問がありました。
AEDを装着するには上半身は脱がさなければならないってイメージが出来てしまったのですね。
心配しなくともパッドを装着できますが、金具がある場合がありますので、それだけ注意しないといけませんね。

さて最終実習では、心臓マッサージ役、119番通報役、AED操作役と3人ローテーションで行います。
ここまでくると、みなさん大分慣れてきます。

同じ内容で、実演テストを行い、修了証を戴きました。

全体講習は消防署の方がされますが、実習については3班に分かれて普及員の方がされます。
当日は4名の普及員講師で、夫婦で指導にあたられる方もおられました。とても熱心だなと感じました。
ちなみに、この普通救命講習会で6回の指導をされますと、応急手当普及員になれるそうです。
なったからといって手当てが貰えるわけではないでしょうが、熱心な方がおられることに頭が下がります。

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