Win7(x64)上のVirtualBoxに、CentOS6.0をインストールしてみました。
Linux派ではないけれども、経験のためです。
ちなみに仮想環境にUbuntuを入れて、サーバー監視用のクライアントに使っています。
なぜならば、Xの設定が面倒臭くなってしまったから…。(苦笑)
ネットワークインストールするほうがインストールイメージが小さくてすむので、
http://mirrors.kernel.org/centos/6.0/isos/x86_64/ から、
CentOS-6.0-x86_64-netinstall.iso をダウンロード。
お試しなので、仮想環境のメモリが512MBでもいいかと思って仮想環境を設定しました。
インストールしてみると、OSが入った時点でホスト名も設定されていない状態でした。
なんだこりゃ?と思いながら調べて見ると、搭載メモリ量によって、
インストール画面がGUIかCUIのインターフェースが勝手に選択されるとのことでした。
しかも、GUIと違ってCUIで設定できる項目は少ないとのこと。
CUIでもFreeBSD並みのインストーラーは備えるべきという気もしますが、
今の時代、構築時に512MBはいくらなんでもないですよね。
気を取り直して、メモリを1024MBに変更してインストールしました。
ちゃんとGUIで作業は進み、システムの利用用途を選択させられます。
このあたりは昔から変わってないですね。
定型パッケージを入れられるのが好みではないので、私には受け入れられませんでした。
で、定型で入れられても気にしないデスクトップ用途で構成しました。
さて、VirtualBoxにインストールした以上は、Guest Additionsをインストールしないと
マウスやOS間のクリップボード機能が不便であります。
インストール作業するのですが、
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と出ます。
/var/log/vboxadd-install.log を読めとのことですので、読んでみました。
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『今使っているカーネルのソースが見当たらんから、どこにあるのかKERN_DIRで示せ。』
ということらしい。
Ubuntuでは文句言われなかったのですが、ともかくソースがないらしいので、入れなければならない。
CentOSは、Redhat系だからrpmコマンドかと思いきや、yumコマンドが使えるらしい。
yumコマンドの説明をmanで読んでから、
[root@centos /]#yum search kernel
で検索してみます。
すると、
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どうやら、コレっぽいです。
[root@centos /]#yum install kernel-devel.x86_64 kernel-headers.x86_64
で、インストールしました。
しかし、現象は同じ…。
どうも自動では見つけてくれんようです。
ネットを徘徊してみますと、同じようなネタがありました。
カーネルのソースやヘッダー以外に、gccもインストールするという記述があり、
調べてみると、確かにgccが入っていませんでした。
Linuxはバイナリパッケージで管理しているから、コンパイラーは不要なのか?
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さっそくインストール。
[root@centos ]#yum install gcc
気をとりなおして、Guest Additionsをインストールします。
しかし、現象は同じ…。
はいはい、KERN_DIRを設定してやらないとイカンかったですねと設定します。
[root@centos /]#export KERN_DIR=/usr/src/kernels/2.6.32-71.29.1.el6.x86_64
でも結果は同じ。
なんじゃこりゃ?って思い、再起動させてから試しますと、無事にインストールできましたとさ。
でも、画面サイズが自動リサイズできないのは何故?
マウス操作は問題ないが、ビューメニューの「シームレスモードに切り替える」「ゲストOSの画面を自動リサイズ」
が、白抜けしたままである。クリップボードも問題はない。
おそらく、CentOS6.0と、VirtualBox4.1.2の組み合わせの問題だと思う。
まぁ、デスクトップ用途で試す気は無いのでいいんですけどネ。