「SDカードのデータを誤って消してしまった」とのことで、ファイル救出作業です。
最近のファイルシステム事情、つまり厳密な規格的のことなど、びっちりと把握しているわけではありませんが、FATである以上は同じようなもの。
ふた昔前は、ディスクダンプして直接フロッピーの中身を書き換えたりして、ファイル削除前後の違いを見つけて、誤消去したものでも復活させたりしたもんです。
最近は、そんなこともやってくれるフリーソフトまでありまして、便利なもんです。
そんなソフトは検索すれば見つかりますので、知らない人向けに概略を。
FAT形式のディスクには、ファイル名を管理する部分・そのファイルの保存場所を管理する部分・データを保存する部分と分かれています。
ファイル名管理部分に、そのデータの先頭場所が書かれてあり、ファイルの保存場所管理部分に、そのブロック位置が書かれてあり、データが保存される仕組みになっています。
ファイルを消すということは、ファイル名管理部分に細工を施すことになります。
これをどうにかすることで元に戻るわけですが、完全に戻ることは保障されません。
なぜならば、ファイルを削除した後に何かファイルを書き込んだとしたら、保存場所管理部分にある元のファイルの情報は解約されたものですから、別のデータに書き換わっている可能性が高いからです。
つまり、ファイル管理部分を元に戻したところで、保存場所管理部分の整合性は取れないため、その作業は意味がありません。
よって、ファイル復元するソフトで別の場所に復元するのが良策で、元のディスクに直接変更を加えるのは良策とはいえません。
その処置をして元に戻らないファイルは諦めるしかありません。
さて、復元作業をして喜んでいただきました。
写真の撮り直し(思い出の作り直し)に再び海外旅行するだなんて、
一般的には出来ませんものねぇ~ (^^)