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農薬について

Posted by on 2013年12月5日
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Facebookの投稿を見ていても、農薬の不安をあおった記事をよく見かけるが、

国外の事例を、国内でも同じであるかのような錯覚をおこす書き方が多いのだ。

 

海外の農薬事情は知りませんが、日本国内においては、ポジティブリスト制となっている。

これは何かというと、『認められた農薬以外は使用してはいけない』というものである。

http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tisiki/index.html

 

家庭菜園で、食器用洗剤を使ったり、キンチョールを使ったりする人いるが、

これは、農作物としてはNGの最たるもの。

 

キンチョールは、散布する農薬より毒性が強く、植物体までダメージを与えることがある。

逆に言えば、プロ農家より危険な素人園芸が大問題、ということにもなる。

 

ポジティブリスト制が施行されたのが、平成18年ですから7年前。

指定された農薬を指示された用法・用量をまもれば、人体に無害なレベルになる。

 

だからって、問題の無い範囲でバンバン使っているのか?

というとそうではない。

 

疑うアナタは、是非とも自身で大き目の家庭菜園でもやってもらいたい。

 

頻繁に農薬を使う状況は、消費者が思っているほど実は多くはない。

まったく無農薬で作れるものから、見た目の美しさを維持するために、

害虫防除するものまである。

逆に、害虫に加害されることでマズくなるものもあるので、

美味しさを保つために使う例もあるとか。

 

農家だって、自身の健康を害するかもしれない化学農薬は使いたくないから、

生物農薬(菌類)や天敵生物の活用、または防除資材を使用している。

 

そういった資材を使うことによりコストがかかり、利益圧縮されてしまう。

そのため、長期間の防除資材のひとつとして施設園芸であったりするわけだ。

 

できるだけコストをかけずにアタマとカラダを使うのが、農業経営というものだ。

 

不安に煽られるまえに、農家はどうやって作物を栽培しているか、見学してほしい。

見学する場所がなければ、現代農業という専門雑誌を読んで欲しい。

そこには、果敢に挑戦し続ける農家さんがいる。

今の農業は昔の方法よりもアップグレードしているのだ。

 

それから、食料生産する田畑に、ゴミのポイ捨てや不法投棄をするな。

土壌汚染=生産物の成長や味覚・栄養価に影響を及ぼすから。

 

国力をつけるのは、まずは農業から。

自給率100%を超えて輸出するのだ。

心配すべきは、農薬基準の異なる海外からの輸入である。

 

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